こんにちは!
アメリカは車社会と言われています。
日本国土の約25倍という面積のアメリカですから、その広さは実際目にして見ると圧倒されてしまうほど。
そんなアメリカでは車がないと生活できないところがほとんどですし、例え電車やバスのある都会に住んでいてもアメリカ国内旅行などには車は欠かせません。
日本でしか車を運転したことがない私が、夫のアメリカ駐在のためアメリカで車を運転することになったのですが、特に違うアメリカと日本との運転事情について、ご紹介したいと思います。
1.アメリカでは赤信号でも右折できる!

なんと!! 赤信号でも、一時停止すれば右折することが可能です。
また、左に曲がる一方通行の場合は、一時停止してから左折することも可能です。
ただし、”NO TURN ON RED” という標識がある時は右折できません。
また信号は日本と同じ「青→黄→赤」「赤→黄→青」と変わります。日本よりも、アメリカでは黄色信号が短いことが多いので十分注意しましょう。
そして、左折時は要注意!直進してくる車の邪魔にならないよう、事故にならないように気を付けて左折しましょう。
2.日本と逆のことは?


アメリカは右側走行で左ハンドル、日本は左側走行で右ハンドルですね。
あと、ウインカーとワイパーが日本とアメリカでは逆です。いまだに、ワイパーを動かしてしまいます。
一時帰国で日本で車を運転したとき、アメリカで慣れた運転から、また逆の走行とハンドルで最初に運転するときは緊張しました。
ドアのオートロックの解除では、1度押すと運転手のドアのみ、2度押すと全てのドアのロックが解除されます。防犯上の理由からだと思われます。
逆のこと、ではないですが、速度はマイルで表示されます。1マイルは約1.6kmです。
3.アメリカならではの標識があるよ!

アメリカならではの標識がいくつかある中で、初め全く分からなかったのが、
信号のない交差点で見かける
“4-WAY STOP” “ALL WAY STOP”という標識です。
この標識がある交差点では、どの車もまず一時停車し、早く交差点に来た車から交差点を通れるという標識。
同時に2台以上の車が一旦停止した場合は、右方が優先で、自分より先に一旦停止した車を確認する必要があります。
次に、高速道路に合流する時に見かける
“YIELD” という標識も、初めは分からず、辞書を引きました。
これは「ゆずれ」という意味です。高速道路で合流する時だけでなく、住宅街の道路などでもよく見かけます。
“YIELD TO PEDS(歩行者にゆずれ)” と表記された標識などもあります。
3.アメリカでは前向き駐車が多い!

日本ではほとんどが、後ろ向き駐車ですよね。実際車を出すときは前が見やすいですし、個人的にはそちらのほうが好きです。
しかし、
アメリカは一般的に前向き駐車です。(頭から突っ込んで停める)
そのため駐車場も前向き駐車しやすいように、斜めに区切られていることが多いです。
また、駐車場が広いのでバックでも出やすいこともありますし、大量に買ったものをトランクに入れやすいという利点もあります。
確かに、たくさん買い物をする時はトランクに入れやすいです。
4.アメリカでの路上テストは自分の車を持ち込み!
日本だと、だいたいは自動車教習所に通って車の運転を習い、筆記試験と路上試験を受け合格したら運転免許証をもらえます。それも細かい丁寧な指導やテキストがあって当然って感じですよね。
日本では、教習所の車で路上テストを受けますが、アメリカでは多くの人が車の運転を親や友人に習い、家族や友人の車を持ち込んで路上テストを受けるんです。
車を持ち込めない場合は、教習所の車を借りれる場合もあります。
(ただ、レンタカーの持ち込みはできないので、ご注意くださいね。)
初めそのことを知ったとき、あまりにアバウトな感じにびっくりしたことを覚えています。
日本ではあんなに細かく運転を習い練習し、筆記テストも勉強もしてやっと手に入れた運転免許証が、なんだか結構簡単にとれてしまう感じでなりません。
5.銀行ATMや薬局にドライブスルー!

車社会だからか、銀行ATMに関しては車から降りない方が安全であるからか、本当にドライブスルーで銀行ATMや薬局のドライブスルーがあり、みなさん頻繁に利用しています。
初めはATMまでがドライブスルーってことにびっくりしましたが、まずは夫に教えてもらいながら車から降りて、ATM操作をしましたが、なんだかソワソワして落ち着きませんでした。
しかし、
慣れてしまえば、雨でも子供を乗せたままで車の窓を開けてそのままお金を引き出したりでき、なんて便利なんだと感心します。
薬局のドライブスルーも、処方されてた薬を受け取ったりするだけなら、車から降りずに受け取れるのでとても楽だそうです。私はまだ試したことがないですが、駐在のお友達が教えてくれました。
大変便利なのですが、これが積み重なるのでアメリカ人は運動不足に陥るのだなと身をもって経験しています。(着実に現在体重が増えています)
6.ガソリンスタンドにコンビニがあるのが一般的!
ガソリンスタンドとコンビニがセットになっているのです。
初めはほんとにビックリしましたが、ちょっとトイレを借りたり、飲み物や食べ物を買うことができるので広いアメリカの車移動を考えると納得します。
7.高速道路の休憩所はトイレだけ!!
日本では高速道路にあるサービスエリアでは、トイレ休憩はもちろん、ご当地の美味しい食べ物があったり、お土産を買えたり、ちょっとしたエンターテインメントを味わえるサービスエリア。
しかし、アメリカでは高速道路の休憩はトイレしかありません。
なんとも寂しい。。。
たしかに、広いアメリカでの高速道路では、トイレさえいければいいのかもしれません。
高速を降りれば、ガソリンスタンドとコンビニがありますからね。
ただ、都会には日本のようなサービスエリアは存在しますので、機会があればぜひ行ってみたいと思っています。
8.車が汚れていてもへこんでいても気にしない?!
日本では車はきれいにピカピカにしていることがよい印象ですし、実際こまめに洗車していますよね。
また車をぶつけたり、ぶつけられたりして車がへこんだり傷ついたりしたら、修理する人がほとんどだと思います。
しかし、
アメリカでは豪快で、ぶつけられてボコっとへこんだドアもそのまま、泥だらけでもそのままという車がたくさんなんです。
私自身、日本では車をぶつけたことはないのですが、アメリカに来て車の運転に慣れた頃に、車のサイドをポストに当ててしまいました。うっすらと10センチほどの幅でへこんでしまい、日本への本帰国で車を売るときにマイナスになるんじゃないかと心配していると、どうやらアメリカでは多少の傷よりも、走行距離や人気の車種である方が重要だとのことで、少しだけ安心しました。
それにしても、田舎の高速道路を走っていると、日本では経験しない大量の虫がフロントガラスにぶつかってきて、一撃でガラスが汚れます。こんなに頻繁に汚れるので、いちいちピカピカにする必要もないかと、おおらかな?気持ちになってきているのは事実です。
9.黄色いスクールバスは要注意!!

アメリカのスクールバス(黄色)の車体は、全州全て黄色です。
どんな交通環境でも目立つように採用されており、路上でも自家用車と差別化しやすいようにです。

アメリカでは、スクールバス(黄色のバスです)が停車して、子供達を乗降させている時、バスの上のライトが点滅し、バスからは「STOP」と書いた赤い八角形のサインビードが出て、バスの前には遮断器のような棒が出てきて、子供達がむやみにバスの前を通らないようにしています。
この場合、後ろの車はスクールバスの手前で一時停車させなければなりません。
片側何車線でも追い越しは絶対不可です。
また中央分離帯がない場合は、対向車も一時停車しなくてはならないのです。
もし、違反すれば罰金をとられますよ。
アメリカでスクールバスを見たら、十分に注意しましょう。
10.アメリカには車検がありません。
アメリカでは日本と違って車検システムがありません。
自分で車の調子やメンテナンスの時期を見て整備に行きます。
オイルチェンジ、タイヤのローテーションなど定期的に信頼できるショップに見てもらいましょう。
詳しくはこちらをご覧ください。(英語ですが)
11.アメリカでは州によって免許の取得年齢が違うのです
アメリカは車社会のため、子供以外はたいてい一人一台車を持っている場合が多いです。
だいたい16歳で免許を取るのですが、 州によって取得出来る年齢が違ってきます。
駐在妻が免許を取得するのには十分な年齢ですね。もし、一緒に行くお子様が高校生や大学生なら、現地での車の免許取得もありえますので、お住まいの州のルールを確認されると良いと思います。
12.アメリカではシートベルト・チャイルドシートは絶対着用です
アメリカでは、後部座席であってもシートベルトは絶対着用で、法律で義務付けられています。
また、チャイルドシートが必要なお子様は後部座席に座らせるということも、
13歳以下の子供は原則的に助手席に乗せないということも日本と少し違いますね。
州によってチャイルドシート着用の年齢が違いますので、確認してください。(参考:LAF海外サポート)
このように子供のチャイルドシート着用義務があるため、アメリカ国内旅行で飛行機に乗るときも、ほとんどの人が自分の家からチャイルドシートを持参し荷物として一緒に預けている光景を目にします。わが家もそうしました。
13.パトカーに止められたら

車体には、POLICE と書いてあり、赤と青のライトが点滅します。
運転中に警察に止められたら、速やかに原則し道路脇に停車します。
この時、絶対に車からは絶対に出ず、ハンドルの上に手を置き、警察官の指示を待ちます。
バッグから免許証を出そうとしたり、窓を開けたり、何かいらない動作をすると、警察が銃で打ってくると勘違いして、警察に打たれても文句は言えませんので、絶対に指示があるまで、両手をハンドルに置いたままでいましょう。
速やかに停車しない場合、指示なく車外にでた場合は厳罰の対象となります。
14.右側が低速車専用

右側通行のアメリカでは、2車線以上の幹線道路では、1番右の車線が低速走専用ですので、追い越しの場合は、左側に移動しましょう。
交通ルールや法律の変更などもございますので、この記事に掲載している情報はあくまでも参考資料としてご利用ください。あくまでもご自身の責任で車の運転などご注意ください。
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