こんにちは!
みなさん、和製英語と外来語の違い、分かりますか?
日本語の中に溶け込んでいるこの「和製英語」と「外来語」。
アメリカ駐在にあたり、和製英語と外来語の違いが分からなくなってきた時があり、この際調べてまとめてみることにしました。
意外とぼんやりとしか認識していなかったなあと改めて感じました。
日本語における外来語について、分かりやすくまとめてみたいと思います。
和製英語とは?!
英語の単語を英語らしく作った日本語独自の言葉ですので、当然、英語圏の人々には全く通じません。
英語に存在しない言葉だからです。
どんなに巻き舌にしても、それらしく発音してもどんなアクセントもへったくれもありません。
アメリカ駐在生活で、駐在妻たちはこの和製英語に翻弄されることが何度あることでしょう!!
例えば、
・ガソリンスタンド⇒ガスステーション(英語では)
・リュックサック⇒バックパック(英語では)
・ワンピース⇒ドレス(英語では)
他にもたくさんあります。(記事の最後に関連記事をご紹介しています。)
外来語とは?!
外来語と和製英語の大きな違いは、和製英語が日本で独自に作られた、英語っぽいカタカナ英語といわれる日本語であることに対し、外来語は、本当に外国、主に西洋から日本に入ってきて言葉であるということです。
中国からの漢字は外来語じゃないの?!という疑問が湧いてきたので調べてみると、室町以前に中国を経由して日本に渡ってきた漢字を用い語は漢語と呼んで区別し外来語に含めないとのことです。
西洋からの外来語が本格的に増加するのは、日本が近代化する幕末期~明治時代以降です。
まず、16世紀にポルトガル語から入ってきたタバコ、パン、テンプラ、カッパ、日本が鎖国をしてからはオランダ人しか日本に入れなくなったため、江戸時代にはオランダ語からガラス、アルコール、コーヒー、ガス、ビールなどが日本語としてよく定着しています。
西洋語が日本に本格的に入ってきたのは明治維新以降ですが、西洋の思想や物と外来語をいろいろな国から日本に輸入しました。
英語からの外来語が中心だったのですが、日本はヨーロッパ各国の一番優れた分野の言葉を外来語を選びました。
例えば、鉄道用語はイギリス英語、芸術の言葉はフランス語から、医学・哲学の言葉はドイツ語から、音楽はイタリア語からというように、様々な国から輸入されました。
外行語もあります
外国語に借用された日本語の単語を「外来語」の逆として「外行語」と呼ぶ場合があります。
わかりやすく説明すると、「カラオケ」のように、もともと日本語の言葉で英語に訳すことなく、その言葉ごと海外に渡った場合は、日本の単語のままローマ字表記で表されています。
アメリカでよく聞く日本語そのままの単語は次のものがあります。
絵文字 ⇒ emoji(エモジ)
津波 ⇒ tunami (ツナミ)
折り紙 ⇒ origami(オリガミ)
すし ⇒ sushi(スシ)
盆栽 ⇒ bonsai(ボンサイ)
照り焼き ⇒ teriyaki(テリヤキ)
豆腐 ⇒ tofu(トフ)
酒 ⇒ sake(saki)(サキ)
相撲 ⇒ sumou(スモウ)
空手 ⇒ karate(カラテ)
ジブリ(映画の)⇒ jiburi(ジブリ)
忍者 ⇒ ninjya(ニンジャ)
侍 ⇒ samurai(サムライ)
などなど、他にもたくさんあります。
アクセントは、やはり英語のアクセントで読まれます。
日本特有の文化や武道、食べ物や料理などはそのまま、英語のアクセントで呼ばれています。
アメリカ人の友達が、「エーモジ」とエにアクセントを置いて絵文字と言っていて、ビックリしました。
日本の絵文字はとっても可愛くて種類がおおいんですよ。アメリカの絵文字はまだまだスマイルマークみたいなものが多いです。スマイルマークの絵文字クッションがスーパーに山積みにされていて、これは日本では絶対売れないなと思いながら、ビックリして見ていました。実際、息子のアメリカ人のお友達がプレゼントしてくれたり、アメリカでは結構人気でしたが。
日本の単語がそのまま通じたときは、日本がアメリカで知られていることがとてもうれしく感じました。
最後に
アメリカ生活で、たくさんの和製英語、外来語、外行語に出会い、一体どれが通じなくて、どれが通じるのかいつも迷いながら生活しています。時には、英語で話すことが億劫になったりします。
でも、実際の会話で間違えれば、次は覚えていたりしますので、駐在妻のみなさん、おそれずにどんどん英語をしゃべりましょう。
間違っててもいいので、まずは「あなたと喋りたい!」という気持ちで一言ずつでもいいので話していくと、相手も聞いてくれますよ!
一緒にがんばっていきましょう!
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