アメリカに来て2回目のセント・パトリックデーを迎えました。
日本にいたときは全く馴染みがなく、アメリカに来てからAELの英語のクラスでセントパトリックデイについて勉強したことがきっかけで、詳しく知ることができました。
子供たちは学校で習うので、アメリカでの当然のイベントとして詳しく知っています。
セントパトリックデイのイベントでは、子供たちも夫もネックレスや帽子、リボンなど「緑のもの」を身に着けて、学校や会社に向かいました。
この記事では、セントパトリックデーについてご紹介したいと思います。
プレスクールやキンダーガーデン、エレメンタリースクールなどでは、このセント・パトリックデーのお祭りを学校行事で楽しむことが多いので、知っておくと子供たちとの会話も弾みます!
セント・パトリックデーは何の日?
聖・パトリックの祝日(St.Patrick’s Day)は、5世紀頃、アイルランドにキリスト教を広めた、聖人 聖パトリックの命日、3月17日です。
アイルランド共和国の祝祭日です。
セントパトリックはキリスト教を布教のためにアイルランドに送られた人物で、アイルランドを旅しながら各地に教会や学校を作り、キリスト教を広めました。
アイルランドでは、聖パトリッククデーは国民の祝日として、カトリック教の祝日として何世紀にも渡って祝われてきました。
アイルランド人は、この日は午前中に家族で教会に行き、午後からは食事とお酒とダンスでお祝いします。
やがてパトリックスデーは、アイルランド人としてのアイデンティティーをたたえる日となったいきました。
今では、アイルランド本国だけではなく、アイルランド系の移民が多く住むアメリカやオーストラリアなどでも盛大にお祝いされているんですよ。
今では日本でもセントパトリックデーのイベントがたくさん行われています。
街中が緑に染まる!!
セントパトリックデイが近づくと、世界中が緑に染まる!!といっても過言ではありません。
アメリカでは緑の物を身に着けて祝うので「緑の日」とも呼ばれます。
スーパーでも緑色のグッズがたくさん売られ、クッキーやカップケーキも緑です。色んなお店でも、緑色でコーディネイトされていています。
アメリカで最も大きなパレードはニューヨークで行われ、シカゴでは、シカゴ川を緑に染めたり、緑のビールが売られていたり、全身緑のコーディネートの人達のパレードがあったり、とっても賑やかです。

緑色に染まるシカゴ川

緑に染めたビール「green beer」

みんな緑を身に着けてお祝いのパレード。
なぜ、セント・パトリックデーはなぜ緑色なの?!
アイルランドは緑豊かな国で、緑はシンボルカラーなんです。「エメラルドの国」とも呼ばれています。
この日に緑の物を身に着けていないと、「つねられる」という言い伝えがあり、子供たちの間での遊びとしてもあります。
三つ葉のシャムロック
アイルランドの国花であるシャムロック。これは四葉ではなく、「三つ葉」なんですよ。
セントパトリックは、この三つ葉のシャムロックを用いて、「三位一体」を解き、キリスト教を広めたといわれています。
聖パトリックスデーでは、この三つ葉のモチーフがいたるところで用いられています。

幸せを呼ぶ緑色の帽子
セントパトリックスデーでは、緑の帽子をかぶっている人が多くいます。
緑の帽子は、アイルランドの妖精・レプラコーンが被っている帽子で、レプラコーンはたくさんの金貨のはいった壺を虹のふもとにたくさん隠しているそうです。
うまく捕まえられると金貨のありかを教えてくれるとか!

妖精・レプラコーン
名前の意味は「小さな体」。
小さなしわくちゃの顔に、ひげ、とがった鼻に輝く目をしているといわれています。小さな靴職人の妖精。
金貨がたくさん詰まった壺を持ち、虹のふもとに隠しています。
ちょっとの隙に悪戯を仕掛け、笑いながら逃げていきますが、うまく捕まえると金貨のりかを教えてくれるそうです。


セントパトリックスデーを楽しもう
アメリカ駐在の方や、アイルランド系が多い国に駐在している人、また、日本でアイルランドのイベントに参加できる人、ぜひ、このセント・パトリックスデーのことを知ってから、参加してみてください!!
何も知らないより何倍も楽しく過ごせますよ。
また、アメリカ人や現地の人たちと話すきっかけにもなります。
Happy St Patrick’s Day!!
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